MacでWebカメラが暗いのはなぜ?
Webカメラは露出を自分で決めており、背後の明るい窓や暗い部屋があると判断を誤ります。macOSには、Webカメラの露出、明るさ、ホワイトバランスを設定する項目がありません。まず顔に当たる光を増やし、そのうえでカメラの露光時間、ゲイン、逆光補正を直接設定します。USB Webカメラなら、Webcam Worksで設定できます。
01原因
Webカメラは露出を自分で決めます。画面全体を測光し、平均的な明るさになるように合わせます。背後の窓やランプが画面内でいちばん明るいと、カメラはそこに露出を合わせるため、顔が影に沈みます。
暗い部屋では逆の問題が起きます。Webカメラのセンサーは小さく、取り込める光が少ないため、カメラは信号を増幅します。この増幅をゲインといい、顔と一緒にノイズも明るくしてしまいます。これがざらつきの正体です。多くのカメラは、1フレームごとの露光を長くするよりフレームレートを保つことを優先するため、早い段階でゲインに頼ります。
どれも、カメラが故障しているわけではありません。見えないところで判断を下しているだけですが、Macでは何かの助けがないと、それを変えられません。
02macOSでできること
明るさについては、あまりありません。「システム設定」には、内蔵カメラでもUSB接続のカメラでも、Webカメラの露出、明るさ、ホワイトバランスを調整する項目がありません。macOSにあるのは、次のようなビデオエフェクトです:
- スタジオ照明は、背景を暗くして顔を明るくします。内蔵カメラを使うAppleシリコン搭載のMacノートブック、または連係カメラとして使うiPhone 12以降が必要です。
- ポートレートは、同じ種類のカメラで背景をぼかします。
- センターフレームは、Studio Display、最近のMacBook Pro、MacBook Air、iMacのモデル、連係カメラとして使うiPhoneなど、対応するカメラで自分をフレーム内に収め続けます。
macOS Sonoma以降では、これらは通話中にメニューバーに表示されるビデオメニューにあります。露出のコントロールではなくエフェクトで、Appleはサードパーティ製のUSB Webカメラではなく、自社のカメラ向けとして案内しています。ただ、連係カメラそのものは知っておく価値があります。iPhone XR以降を、MacのWebカメラとして使えます。
03ほかに効果があること
まずは光。 ランプや窓を背にするのではなく、そちらを向きましょう。画面の横の壁にデスクランプの光を当てて反射させると、どのスライダーにもまねできない、柔らかく均一な光になります。
カメラを動かす。 明るい窓が映る範囲を減らし、自分が多く映るように角度を変えます。画面内のまぶしい部分が減れば、カメラは顔に露出を合わせます。
メーカーのソフトウェアを確認する。 自社のモデル向けにMacアプリを公開しているカメラメーカーもあります。お使いのカメラにあれば、露出のコントロールがあるかもしれません。
会議アプリを確認する。 Zoomには、「設定」>「ビデオとエフェクト」>「カメラ」に「低照度に対して調整」というオプションがあります。効果があるのはZoomの中だけです。
04Webcam Worksで直す
Webcam WorksはUSB Webカメラと直接やり取りするため、本来カメラが推測で決める値を自分で設定できます。「露出」カードは、14日間のトライアル後も無料で使えます。
- カメラを選ぶWebcam Worksを開き、サイドバーの上部にある「カメラ」からWebカメラを選びます。
- 明るさはスマートAEに任せる「露出」カードを開き、カメラが対応していれば「自動露出」を「スマートAE」にします。Webcam Worksが映像を測光し、露光時間とゲインを設定します。顔がちょうどよく見えるまで「露出レベル」を動かします。調整はWebcam Worksが映像を受け取っている間に行われるので、通話では会議アプリで「Webcam Works Camera」を選んでください。
- または露出を手動で設定する「自動露出」を「オフ」にします。ノイズを増やさずに光を足せるので、まず「露光時間」を上げます。動きがぶれ始めたりフレームレートが落ちたりしたら、一段戻します。「ゲイン」は最後に、少しだけ足します。
- 明るい窓に対処する逆光になっている場合は、「逆光補正」をオンにします。カメラにHDRがあれば、それも試してください。光が均一な場所では、映像が甘くなることがあるのでHDRはオフにします。
- 色を直して確認する同じカードで「ホワイトバランス」を設定するか「自動」のままにし、「画像」カードで「明るさ」と「コントラスト」を微調整します。これらはカメラ本体の設定なので、Zoom、Meet、Teamsでも追加の設定なしで変更が反映されます。
見た目が決まったら保存しましょう。「プリセット」で「現在の設定から作成」をクリックし、「夜」のように部屋や時間帯に合わせた名前を付けます。日中用も作っておきます。「スケジュール」を使えば、選んだアプリが前面にある間や、指定した時間帯にプリセットを適用できます。
05それでもおかしいときは
- まだざらつく:ゲインに頼りすぎています。ゲインを下げて光を足してください。「カメラAE」では、「フレームレート優先」を「鮮明さ優先」にすると、カメラが代わりに露光を長くします。ただし、暗い場所ではフレームレートが下がります。
- 明るさが変わり続ける:自動露出が光を追いかけています。「自動露出」を「スマートAE」か「オフ」に切り替えます。
- 暗い縞が映像を流れる:「画像」カードの「フリッカー低減」を、米国なら60 Hz、ヨーロッパの大部分なら50 Hzに設定します。
- 通話を始めると設定が変わる:起動時に独自のカメラ設定を書き込む会議アプリがあります。会議アプリより先にWebcam Worksを開いてください。
- 内蔵カメラやiPhoneのカメラ:これらはmacOSが管理しているため、Webcam Worksでは露出を変更できません。「仮想カメラ」カードの「露出」と「リフト」で送出する映像を明るくして会議アプリで「Webcam Works Camera」を選ぶか、「フィルライト」をオンにしてディスプレイから柔らかい光を当てます。
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